うつ病での会社の辞め方

最近では、うつ病で会社を辞める人は全く珍しくありません。
職場で精神的に辛いことが多く、うつ病で会社を休職したり退職したりする方は沢山います。

その一方で、まだまだうつ病」を「甘え」だと考えている人も多いです。
そのため、上司に言えない方がほとんどだと思います。
でもご存知の通り、うつ病は悪化します。
うつ病かもしれない…会社に行くのが辛くて退職したいけど、甘えなのかな?」と悩んで退職を言い出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
自分自身でも許せなかったり、周りからの理解が得られるのかと不安を感じているかもしれませんが、うつでの退職は決して甘えではありません。
体も心も限界なのに、無理して仕事を続けていれば、余計に自分を苦しめる結果に。
 
退職すれば、仕事のことを考えなくて済む。


会社にも迷惑をかけなくて済む。

 

一度治療に専念すれば、新しい人生をやり直せるかもしれない。


そのようにお考えでしょうか。でもちょっと待ってください。
退職するには様々な問題があります。
すぐに退職してしまうことの問題点を、今一度整理してみましょう。
うつ病で働き続けることができないとしても、退職でなく、まず休職されることをお勧めします。
休職でなお、有給休暇の使い残しがあるならば、それも有効に使いましょう。
休職期間中は、健康保険から「傷病手当金」として1年6月を限度に標準報酬の3分の2が支給される可能性があります。あれば、現在の仕事を維持できるからです。


人生の終わりなどではありません。
うつ病を発症しても回復される方はたくさんいらっしゃいます。
症状が落ち着いたら、職場復帰も、また再就職することも決して諦めないでください。